講演会情報２ - 新規サイト006

よくわかる「顎関節症」の話

講師　飯塚哲夫先生

　「あごが痛い」「口が開きずらい」「口を開くと音がする」といった症状を訴える患者さんは決して少なくありません。そしてこれを「顎関節症だろう」と考える患者さんも少なくありません。「顎関節症」という言葉は、案外知られているのです。このような患者さんの大多数は歯科を受診し、耳鼻科や整形外科などを受診する人はあまりいません。
　しかし歯科医師の圧倒的大多数は顎関節症に関する知識をほとんど持たず、そのような患者さんが来院したら、とりあえずスプリントを入れてその場をしのいでいるだけのようです。顎関節症について学ぶ機会はほとんどないからです。またそのような機会があったとしても、おそらく「時代遅れ」の知識しか学べないでしょう。わが国は、顎関節症に関しては、世界のレベルからかなり遅れているのです。
　たとえば、「顎関節症」という病名は日本以外の国では現在まったく使われていない「死語」であることや、「咬合」はどのような意味でも顎関節症とはまったく関係がないことなどをご存じですか。
　本講演をお聴きになると、「いわゆる顎関節症」について最新の知識を学ぶことができ、「いわゆる顎関節症」患者が来院しても、自信をもって対応できるようになるでしょう。

講演会実行委員長　蓮田　淳介

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近代口腔科学研究会 2023年 福岡講演会

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